活動状況

NPO法人健康医療開発機構は、病気の克服のための日本発の優れた医療・創薬のシーズがあるにもかかわらず、
国内での開発・育成・実用化による国民への還元が一向に進まない現状に対して強い危機意識を共有する研究者・医療関係者をはじめとする産学官のメンバーが組織の壁を越えて結集し、トランスレーショナル研究の促進など各種の課題に取り組むべく、参加・出会い・創造のプラットフォームとして昨年活動を開始いたしました。

医療・創薬のシーズの開発・実用化の具体的局面では、研究室での基礎研究にはじまり、実際に病気に苦しむ患者さんが待っている医療現場での臨床応用・治験を経て、汎用化を可能にする事業としての具体化がなされ、国民皆保険に象徴される現行医療制度に位置づけられてはじめて完結するわけです。
このようないわば川上から川下までのすべてのプロセス、そしてそれを担う人が、それぞれの持ち場で固有の役割を十分に果たし、それが全体として有機的に機能・循環してこそ「病気の克服」という大目標が成し遂げられるのです。

こうした観点からすれば、医療・創薬のシーズの開発が、「開発」といった分野だけで閉じて完結することはなく、病院・医師を取り巻く現状と課題をはじめとする我が国の「医療」そのもののあり方と切り離して論ずることはできません。
更に「病気の克服」という大目標に立ち返れば、少子高齢化に象徴される現代社会においてそもそも「生きる」「いのち」とはどうあるべきなのか、といった価値観や人生観を含む「健康」を取り巻く様々な課題を別個に論ずることもできません。
このように「健康」「医療」「開発」をトータルで視野に入れ、壁を取り払い、研究者から医療関係者、患者を含む産学官の幅広い人々の意識改革・コンセンサス形成を目指すことが求められています。

このようなことから、今般、まさに「健康医療開発機構」の名前にふさわしく、「健康」「医療」「開発」をつなぐべく、当NPO法人の有する豊富な人的ネットワークを活用して講師をお招きし、その時々のホットな話題を取り上げて、「健康医療ネットワークセミナー」を開催することといたしました。

​5. 他組織との連携

​協力関係にある「ものづくり生命文明機構」、「未病社会の診断技術研究会」などとの連携をはかっています。

6. GDHD

GDHDとは「Guzenno Deaiwa Hitsuzenno Deai」 、すなわち、「偶然の出会いは必然の出会い」という意味です。日本語です。

GDHDはGVHDと紛らわしいかもしれませんが、その作用は全く真反対です。GVHDのような攻撃反応ではなく、健康医療開発機構という疑似有機体がその一部として新たな要素を取り込んでいくダイナミック・プロセスを作りだすのが目的です。そしてその要素とは私たちなのです。

私たちが毎日のように経験する人との出会いはほとんど偶然であるはずですが、後で振り返ってみると、実は必然の出会いであったと思うことはしばしばあります。

あの時、あの場所にいなければあの人に会うことはなかったのだし、あの人に会わなければ今のような展開はなかったかもしれない、しかし、会うべくしてあの人に会ったのではないだろうかと不思議に思うような経験を常に私たちはしています。

だから、あの人に会ったことになった「あの場所」が必要なわけです。そのような「あの場所」を創りだすのが「GDHDミーティング」の目的です。従って、場所は常にいつものところ、すなわち、学士会館の同じ部屋であり、いつ行っても顔見知りの人はいるからほっとするし、でも、知らない人もいる、そして、その部屋を出るまでにはまた顔見知りが増えている、また、次も来てみようかなと思いながら帰っていく、…そのような、いつもおんなじである、「いいマンネリ」に徹した「場」を皆様に提供しようと考えています。

知らない人に声をかけるのはあまり気が進まないものです。そのようなことを感じなくて済むような工夫をしたいと思っています。「場」は単なる「箱」ではありません。ある「力」が働いています。偶然の出会いが必然の出会いになっていく「力」が働くようなオペレーティング・システム・ソフトウェアを組み込み、「いいマンネリ」が維持できるよう常に改良していくことを考えています。ぜひともそういう試みに参加し、一緒に「いいマンネリ」を作り上げ、支えていってくださることを期待しています。

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