細胞医療の時代2018シリーズ

「第5回  細胞を使った医療の歴史2:免疫細胞療法への熱い期待

(腫瘍、膠原病)」

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日時:2018年9月14日(金)18時30分~20時15分

​講師:池田 裕明先生(長崎大学医歯薬学総合研究科腫瘍医学分野 教授) 

​   新納 宏昭先生(九州大学大学院医学研究院医学教育学講座 教授)

参加費:1,000円(学生、健康医療開発機構会員、未病社会の診断技術研究会会員は無料)

場所:東京大学医科学研究所 講堂 (港区白金台4-6-1)

   ※17時30分以降は正面入り口のドアが閉まります。講堂左側の入り口よりお入りください。

【当日の予定】

18:30~18:35 挨拶(理事長 珠玖洋または谷憲三朗)
18:35~19:15 池田裕明先生ご講演
19:15~19:25 討議
19:25~20:05 新納宏昭先生ご講演
20:05~20:15 討議 

​20:30より    懇親会

懇親会:20時30分より 

​懇親会場所:医科研近隣レストラン

会費:3,000円程度

【講演概要その1】 

講師:池田裕明先生(長崎大学 大学院医歯薬学総合研究科 腫瘍医学分野 教授)

講演タイトル:夢だったけど夢じゃなかった〜現実化するがんのT細胞療法〜

講演概要:がん免疫療法は長らく期待されながらも実際にはがん患者さんの役に立つ医療となることができないままに100年近くの年月が経ちました。ところが近年、免疫チェックポイント阻害療法というがん免疫療法が多くの難治性がんに有効な承認薬となり、我々はがん免疫療法の実用化という歴史的瞬間の目撃者となりつつあります。免疫チェックポイント阻害療法に続くがん免疫療法として2017年には遺伝子を改変したT細胞を輸注する治療法が白血病やリンパ腫の治療薬として米国で承認されました。これらのがん免疫療法は、腫瘍の進展を抑制するのみならず、場合によってはがんを治癒させる可能性さえ期待されています。私たちは日本でがんに対するT細胞療法の実用化に取り組んでおり、一部の疾患では顕著な腫瘍の縮小も見られ始めています。また、他人のリンパ球を使ったT細胞療法を実現化するプロジェクトなど、新しいT細胞療法の開発にも取り組んでいます。本セミナーでは最近のがん免疫療法が何故急に役に立ち始めたのかの不思議を読み解くと共に、T細胞療法についてその期待と課題について紹介したいと思います。

略歴昭和40年生まれ 長崎県佐世保市出身 久留米大学附設中学高等学校卒業
平成2年(1990)3月 長崎大学 医学部 卒業
平成2年(1990)4月 長崎大学 第二内科 入局
平成11年(1999)2月 米国ワシントン大学医学部リサーチアソシエイト
平成16年(2004)2月 北海道大学 遺伝子病制御研究所 准教授 
平成18年(2006)9月 三重大学 大学院医学系研究科 准教授
平成27年(2015)1月 三重大学 大学院医学系研究科 教授
平成28年(2016)4月 長崎大学 大学院医歯薬学総合研究科 教授

 

【講演概要その2】 

講師新納 宏昭先生(九州大学大学院医学研究院医学教育学講座 教授)

講演タイトル:自己免疫疾患に対する造血幹細胞移植

講演概要:自己免疫疾患においては、重篤な臓器病変を合併した既存治療困難な難治性病態にしばしば遭遇する。造血幹細胞移植 (HSCT: hematopoietic stem cell transplantation)においては、移植前治療による自己反応性(病原性)リンパ球の排除に加え、移植による免疫再構築を通した自己寛容の回復を目標とする。疾患に対する究極的な寛解・治癒が期待されるが、本治療の選択においては患者のリスク・ベネフィットを十分に勘案する必要がある。
略歴:

平成 元年 九州大学医学部卒業
平成10年   日本学術振興会 特別研究員
      米国ワシントン大学ポストドクトラルフェロー
平成16年 九州大学大学院医学研究院 病態修復内科学 学術研究員
平成20年 九州大学病院 免疫・膠原病・感染症内科 助教
平成26年 九州大学病院  臨床教育研修センター 准教授
平成28年   九州大学大学院医学研究院 医学教育学 教授
       現在に至る


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