top of page
2月15日、第12回シンポジウム『血液はめぐる ―循環器疾患の世界最先端戦略―』が東京大学医科学研究所大講堂で開催されました。
日本人のがんに次ぐ死因は、心疾患と脳血管疾患を合わせ、循環器系疾患によるものです。国民病とも言える身近な病気であり、その克服が長い間待たれてきました。近年は、最新のテクノロジーを用いたアプローチで、循環器系の病気に立ち向かう研究が進んでいます。
今回は、高血圧治療アプリを導入した臨床研究、ポスト京を使った心臓循環器系の計算シミュレーション、そしてiPS細胞を用いた重症心不全に対する心筋シーについて、開発過程が紹介されましたが、これまでのシンポジウムにおけるアンケートの結果をふまえ、より深化した内容のレクチャーをお届けできるようにトピックスを3点に絞り込みました。
アンケートには、「高いレベルの医工連携がさらなるイノベーションを生み出すと期待が高まった」、「予測・予防、シミュレーション、から、最新治療までバランスのとれた構成だった」、「最先端の動きを知る機会として参考になった」、「澤先生の話を東京で聴けるのは貴重。また、このような場を設定してほしい」と評価するご意見がある一方、「印刷されたレジュメがあったらもっと理解できる」、「会場の温度が快適とは言えなかった」というご指摘もありました。
bottom of page